「切り替え不足」

二時間半の電車に乗って
少しだけしらない街に行く
チェーン店に安心したりして
何しに来たんだっけって考える
でも理由なんてなかった

携帯電話の電源も切れて
自分よりスマートなものは何一つ無くなった
時間制限のある日常で
少しずつ夕暮れが近くなる
次の行動はどうしようか

通りがかった小さな本屋に入る
この辺が特集の雑誌を探した
けれど買ったのは中くらいの辞書だった
何で俺これ買ったんだろう
お店のおっちゃんがきょとんとしてた

【きょとん】副詞。
びっくりしたり、事情がのみこめなかったりして、目を見開いてぼんやりしているさま。
本当に俺何してるんだろう
お店に戻っておっちゃんに聞いた
「まだ電車残ってるかな」

二時間半の電車には乗れずに
一時間半の終電である程度まで近付いた
数時間いた街には泊まらずに
行きずりの街で泊まった
辞書がとても重く感じた というか重かった
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by yasuharakenta | 2013-06-10 22:02 | 詩、歌詞