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「夜と」

真実が溶けていく東京の夜の冬の星
一緒に回転するなら平気だねって言った
手を繋がなくても温度なら分かる
風が他人のくせに間に吹くけど

「宇宙に投げ出されたりしたらどうしよう」
「そうしたらどうする?」「そうしたらどうするかな」
手を繋いだって気持ちなら分かる
風を僕たちの会話で遮断してしまおう

夜の本当の深さをきっと僕たちはしらない
ここには灯が届いているから
それでも星は見えるしなんとかなるね
なんとでもしようよ 暗闇くらい

暗闇が消えていく東京の夜の冬の朝
朝に来ないでほしい日もあるんだねって言った
少しずつ星が消えていく星空
もう星空って呼べなくなっちゃう

「星が見えなくなった途端に地球は止まったみたい」
「地球は止まったみたい?」「うん、地球が止まったみたい」
朝焼けさえも消え失せたから
空色みたいな空の色 ひとつ

朝の駆動する強さをきっと僕たちはしりたくない
こころには夜が残っているから
もはや星は見えないしこころぼそいね
夜は夜まで来ないよ 君が泣いても

夜の本当の深さをきっと僕たちはしらない
ここには灯が届いてしまうから
だからなんだっていうんだろうね
なんとでもしようよ 星空くらい

20131215 2337
by yasuharakenta | 2013-12-14 23:37 | 詩、歌詞