「春の雨」

透明な傘に当たる雨が想像よりも重たい
横断歩道を渡っても知らない人とすれ違う
傘の骨組みのひとつが弱っていて
少し強い風になびいてしまう

雨の日はコンクリートが黒くなる
それなのに白線との差がわかりにくい
道はまんべんなくグレーになって
派手なマフラーの色も抑えこんでしまう

クリーニング屋の看板が傾いている
建物自体かもしれない。それでも生活は送られる
生活って送って送って送ったら
どこにたどりつくんだろう

傘に守られていても建物の下にくるとホッとする
このままだと雨を嫌っている人になっちゃう
ポケットに入れられなかった傘を持つ手は
いちばん冷たくなっていた

冷えた手も濡れた傘もじきにふしぎと元に戻る
雨も止んでしまうはず。天気の元はどれかな
傘がない時代はどうしていたんだろう
もういかなくちゃ



「春の雨」

春の雨って 春雨だね



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by yasuharakenta | 2014-03-05 23:33 | 詩、歌詞