「set」

たぶん最初に歩いたときは
歩くので精一杯で
でもなんとかずっと歩いてたら
歩けるのは当たり前になって
その空いた余白でまた次のことを覚えて

何年か経って
だいぶ大人に近くなったときに
あなたに会って
ぼくの余白はあなたで
めいいっぱいになってしまって

あなたがいなくなったら
同じ作業の繰り返しになって
いつの間にか
あなたを思うことが
歩くみたいにセットされて

そしてできた余白で
たぶんまたあなたのことを考えて
それもセットされて
そのうち歩くとか
話すとか押し出しそう

きっと旧型のあなたに
浸食されていく
無限に繰り返される記憶と記録は
そのうち穏やかな海になってしまう
海になってしまうよ



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by yasuharakenta | 2014-04-15 23:51 | 詩、歌詞