「贅沢」


3メートル後ろからあなたを見るのが好きだった
私を気にしてすぐに振り返るからいつも少しの間だけ
振り返った合図で私はすぐに横に並ぶの
横を歩けるから後ろを歩く贅沢をしていたのね

あなた以外の人が歩くのをこんなにじっくりと見たことない
右足と左腕ってやっぱり同時にでているんだ
Tシャツの上から肩甲骨が見えるのも
冬のマフラーが揺れるのも全部好きだった

追いつけなくなったのは私の足が遅くなったからだと思ってた
きっとそれは不正解だったのかもしれないね
あなたの方角と私の方角が違うのを
段々と気づいていたのかもしれないね

3メートル後ろからあなたを見るのが好きだった
私のためにときどき振り向かないでいてくれた
そして待てなくなってこっちを見て笑うの
今でもその合図で駆けていきたくなるのよ





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by yasuharakenta | 2015-01-23 23:46 | 詩、歌詞