「7.11」
なんだかわからなかった寂しさが
あなたが来た途端になくなった
わたしの胸に初めから
あなたの部屋があったんだった
家族も友達もたぶん恋人も
誰もそこを訪れなかった
だってわたしもその場所に
部屋があるって思わなかった
ドアの前に立って
手のひらで触れて
ノブを回して
当たり前のように
あなたが勝手に開けたんだ
禁断でもなんでもない部屋
だけどわたしに必要だった
あなたはたぶん知っていた?
時々映像で時々文字で
時々音で時々温度で
わたしに忘れられないレコード
永遠のあなたのための部屋
by yasuharakenta
| 2015-07-11 21:41
| 詩、歌詞