「9.18」
手を伸ばさなくても
大体の物は纏わりついてきた
希望もわるぐちも強い
風に舞うチラシみたいに
手で風除けを作って
その風の中を進んでいた
その風の中を進む
ことが生きるみたいに
あるとき僕は恋をした
強い風の中の一目惚れだった
あの、の一言くらい出ると思った
あれどうして、出ないや
風の中で生きるのは
もっと偉いと思ってたよ
こんなにチラシもへばりついて
結構な距離歩いたんだけど
別にしたい生き方じゃなかった
なんにも偉くなかった
総合スーパーみたいな俺になっても
欲しい店がなければ意味なし
手を伸ばすことが
不要だったから伸ばさなかった
だけどもうだめおしまい
たぶんこれは恋だから
あの あの
by yasuharakenta
| 2015-09-18 23:39
| 詩、歌詞