「10.15」


通りすがりの人の時計が一瞬太陽に反射して
ヒーローが必殺技を出すときみたいに光を放った
見えない悪を討ったのかもしれない
だけどここには分かりやすい正義も悪もない

数千万人を一度に不幸にする政治家と
家に帰りたくない子供一人を励ますホームレス
自分で自分を見ることができない優等生、劣等生に
見えなくて暗い大きさに抵抗する不登校生徒

コンビニの仕事を笑顔で片付けて後でネットに「マジ最悪」と書く幸せ者
「そんなことやめましょうよ」って拾う同意者のいない防衛者
悪気もなくどちらかと言えばプラスと思っているから
気づいたときには、見えるくらい悪になってるよ

通りすがりの人の時計は悪を倒す装置じゃない
だってここには分かりやすい正義も悪もない
彼は正義でそしてまた悪であるということ
私も必ず悪に住まれているということ




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by yasuharakenta | 2015-10-15 23:00 | 詩、歌詞