「L」


家族の愛もしらないで
君だけで愛を知った気になった
別れたあとで僕が持っていたのは
君でできた容器だけだった

君でできた容器に当てはまる愛など
君以外にあるはずもなく
僕は言葉を並べるけど
あれはただの失恋だった

あの容器以外でも愛が
あることなんて考えもせず
誰にも見えない空の容器を
いつまでも捨てれずにいた

難しい言葉もタイミングも
本当は全部飛んでいってほしかった
あれがただの失恋なら
あれはつまり恋だったんだ

言葉は入口も出口も失った
通信可能な現代がひどく辛かった
運命の恋だと信じていたけど
僕も人並みに克服したよ

浅くてチープなラブソングみたいに
本当はいつも飛んでいきたかった
反動は決して小さくはなかったけど
僕は生きててよかったよ

君もどこかで生きてて


20160825 1427




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by yasuharakenta | 2016-05-17 14:27 | 詩、歌詞