「好きの考察」


友人に「室内置きには不向きだ」と言われた植物は
みるみるうちに成長していった
寝転んで見上げるとまるで大きな鳥のようで
「飛べるじゃんなあ」と独り言を言った

楽しみにしていた作家の新刊も
買った途端に「あんまりだったよ」と言われた
3年読めずにいたけど開いたら止まらなくなって
「ビビってんじゃねえよ」とまた呟いた

好きなものも自分で選べず
商品棚の前でスマートフォンで検索する
お金にも心にも安全が介入してくる

愛したものがだめでもそれは失敗といわないよ
誰にもいわれないけど薄々気づいてる
「誰かのダメ」では私の尺度に物足りないんだ

たとえ壊れても愛すし引き受けること
それが好きだということです


20160830 2346




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by yasuharakenta | 2016-05-24 23:46 | 詩、歌詞