「じゃらら」


娘と一緒に家を出た
木曜日の午前中
手を繋いでないほうの手で
フェンスをじゃららってしてる

まだつたない言葉の
たりないところを
この手から補えたらいいのに
おたがいね

おじいちゃんに会わせて
あげられなくてごめんね
君が生まれたら僕は何でも
できると思ってたのに

それぞれの平日を
休日に変えて出かける
おかあさんにまた
勝手なことしてって怒られちゃうね

過去に親に向けた
正しくて鋭利なナイフを
そのうち君も手にして
僕を刺すのかもしれない

悩んでもおかあさんでいるおかあさんとちがって
僕は悩んでるだけでおとうさんにもなりきれない
迷子を恐れて手を繋いでるのは
これじゃあ僕のほうじゃんか

今日はどこに行こうか
君はきっとどこだって幸せ
僕も君がいればどこだって幸せ
じゃあ何にも迷わなくていいじゃんか

何にも迷わなくていいじゃんか
当てずっぽうで電車に乗ろうか


20160917 2234




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by yasuharakenta | 2016-06-08 22:34 | 詩、歌詞