「舗装道路」


立ち漕ぎで夏の真ん中を駆けていく小学生を
クーラーの利いたワゴンであっという間に抜かしていく
もし彼が手でも挙げたら乗せてあげるのになんて
ありもしないもしを預けて結局送る日常生活

過ぎ去った彼をリアガラスを通して見る
額の汗を拭ったとき安い時計が太陽光に反射して
必殺技を出す主人公みたいだったよ

座ったままで夏の真ん中を逃げていく私たちに
立ち漕ぎの小学生は文句を言うこともなく抜かされていく
もし車が彼の横で止まれば彼は乗っていくだろうか
できもしないもしを太陽光で焼いて続く日常生活

こんなに急いでどこにいく?
あんなに急いでどこにいく?


20170609 2256




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by yasuharakenta | 2017-02-24 22:56 | 詩、歌詞