「二人の機長」


もうケンカもしなくなったね
君が出掛けに言い捨てた
だってめんどくさいからさ
それを口にさえしない

カーペットの染みも
いつのだかわからなくなった
クリーニングにも出されず
新しいのに替えられもしない

そうか僕らはカップルのふりをした
とっくに終わった別人だった
残量ギリギリで低空飛行を続ける
頭のおかしい二人の機長

ケンカをしなくなったのは
意見を通すよりそのままがいいと思えたから
僕らの素敵な諦めはいつしか悪い諦めに
だからどうした

あの日僕らは幸せを望むだけの
何の変哲もないカップルだった
残量満タンでグングン高度をあげる
伝説の名コンビだった

何にも言えず何も言われない
君が帰った二人の部屋
僕らどうしたらいいのかな
操縦桿を離せない二人の機長


20171110 1924




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by yasuharakenta | 2017-10-05 19:24 | 詩、歌詞