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つい最近
コートを着て
マフラーをして
初詣に行った気がするのに
1年の半分がもう
送られていく

そのうち
半袖を着ても
すぐに汗かいて
顔を水で洗ったことも
忘れられて
冬になる

忘れて
思い出して
忘れて
思い出して
忘れて
馬鹿みたい


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by yasuharakenta | 2015-06-30 20:02 | 詩、歌詞

時代のせいにしてたら
俺の自伝は超つまらないもんなあ

彼は時代のせいで何もできずに死んだのだ
一頁にも満たないもんな

転んだおばあさんを無視して
時代だなんだって言うなよとも思う

あーあ、早くおばあさん転ばないかな
ってそれは間違っていますよってね

動きもしないで理想を語るなよ
動きもしないで思考と呼ぶなよ

頭でっかちになって
漠然としたものに殺されるなよ


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by yasuharakenta | 2015-06-29 00:01 | 詩、歌詞

あともう一回寝たら なおってますように


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by yasuharakenta | 2015-06-28 23:41 | 詩、歌詞

僕がこうなったら
こんな自分になれたら
そう思ってるうちに

あのアカウントは削除されて
あの歌手は死んで
あの本は絶版になった


20150701 2329




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by yasuharakenta | 2015-06-27 23:29 | 詩、歌詞

どうしても本屋に行きたい衝動に駆られて
近くのショッピングセンター内にある本屋へ車で向かった
閉店まであと一時間もないが
だらだらするよりはかえっていいかもしれない

以前他の本屋で見かけた本が急に気になって
そのあたりのコーナーを探すが特に見当たらず
代わりにテレビで芸人が紹介していた
傑作らしい小説を見つけた

新刊コーナーには好きな作家の文庫がいくつかあり
また最近気になり始めていた作家の最も読みたかった小説も文庫化されていて
あたりを行ったり来たりしながら
やはり何度も視界に入るのだった

ところで先ほどから店員の私語が気になる
男性同士でこの間読んだ本なのか見た映画なのかの話をしている
BGMのない店内に声がやたらと反響する
横の女性店員は知らない顔をしてる

他の客がレジに行くと
さらに他の男性店員が対応をしたので
男性たちの私語は終わらない
おいレジ打ち、君、店長か何かだろ

これが小説の内容だとしたら
本好きにはたまったもんじゃない
私はそれほどの本読みではないが
それをイメージする力ならある

聞かないように聞かないようにするとそれはノイズになり
じゃあいっそ耳をすませると何らかのネタバレになる
しかし一番はこの男(メインで話す方)に話術がまるでないこと
本から何を学んできたんだ

気づけば私の心に数千の針のようなものが生えてきている
遠ざかってもノイズは私を追ってくる
本の背表紙にあるタイトルが
文字ではなくなっていくようだった

ふう。いいさこの本屋には
しばらく来なければいいだけのこと
私は購買意欲を意識的に下げ
駐車料金が無料になる分だけの買い物をした




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by yasuharakenta | 2015-06-26 22:34 | 詩、歌詞

吐息で結露しちゃって
ガラスの中からは外が見えない
ふたりだけの世界は
想像よりたやすくつくれた

汗がつたうと
君が掬って
その指を拾って
口元に運んで

揺れるガラスのケース
漏れる水と音
突いただけで破れるのに
完全防音のふりをした

熱で朦朧としちゃって
私自身では私が見えない
都合のいい台詞の
都合さえ見失って




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by yasuharakenta | 2015-06-25 22:19 | 詩、歌詞

こころをにじませた
黒色のインクは
ときどき降る雨になじんで
薄いグレーになったのね

ひとつの悲しみに
暮れないように
ときどき小さな悲しみを
混ぜてくれていたのね

なみだでにじんだ
青色の視界は
まいにちのぼる太陽に負けて
二度と元には戻らないのね

わすれる悲しみも
忘れられるように
ときどきお月様でこころを
奪ってくれていたのね




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by yasuharakenta | 2015-06-24 23:42 | 詩、歌詞

たとえば強い雨の日に
携帯電話を眺めたり

たとえば寒い冬の日に
マスクを一枚多く持ったり

たとえば眠い春の日に
窓を少し開けて風を入れたり

たとえば広い晴れの日に
あなたの歌をうたったり

たとえばたとえてみればみるほど
あなたと光が遠ざかり

たとえばたとえがなくなるころ
あなたの影をあなたと見紛う




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by yasuharakenta | 2015-06-23 22:12 | 詩、歌詞

積りつもった数字たちが
こぞりこぞって0になる

明日になるってただそれだけ
他に特に何もない

積りつもった数字たちが
こぞりこぞって0になる

明日と今日の境目で
効果音はならない

積りつもった数字たちが
こぞりこぞって0になる

新しい日のはじまりは
いつも0から わるくてもよくても



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by yasuharakenta | 2015-06-22 23:47 | 詩、歌詞

窓を開けたら寒くなって
窓を閉めれば暑くなって

だけど不自由とは思わずに
窓を開けたり閉めたりするだけ

窓を開けても孤独になれるし
窓を閉めても続いていれるし

だけど自由とは思わずに
気配に沿って生きているだけ

窓を開けたら寒くなって
窓を閉めれば暑くなって

だけど私がいなければ
部屋は寒くも暑くもなくなる




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by yasuharakenta | 2015-06-21 23:43 | 詩、歌詞