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からからと洗濯物が回る
風は周囲を鳴らして強さを知らせる
僕は自由になったふりをして
なぜかとても寂しかった

春休みだから朝から
下の公園で遊ぶ子供の声がする
懐かしい遊びと新しい遊びは
なだらかに混ざっていく

花見客がみんな酔ってるわけじゃないんだ
東京がどこも都会なわけじゃないんだ
そのほうが面白いと編成が勘違いしてるんだ
今の若者とか言ってるほうが古びたんだ

愚痴っぽい僕とは
僕だって呑みたくない
花見をしてる人だけが
酔ってるわけじゃないんだ


20160618 2025




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by yasuharakenta | 2016-03-31 20:25 | 詩、歌詞

読まずに死ねないと喋る本が
通りすぎる人を脅迫
それがいい本で余計困る
天使も悪魔もいやしない

みんながまとまらないって部長が
今日も帰り道に悲しんでる
まとまらなくてもやりようはあること
部長ひとりでは気づけない

無許可でゆるめていく結束の束
空気は読んでも関係ない
ぎちぎちになったケーブルは
痛みながら痛めようとする

見るたびに鋏を入れる結束の束
「ここまで自由」は自由じゃない
各々ばらばらが怖いのは
深くて安い催眠術のせい

やらずにいれないと言葉を残して
君が駆けてくのを同級生が笑う
紛れて拍手も聞こえたはず
こっちはなんとかしとくから


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by yasuharakenta | 2016-03-30 23:29 | 詩、歌詞

持ってきた喪服がひとまずいらなくなって
出た溜め息みたいなのをさらに息で吹き飛ばした
とても美しい空がだんだんと夕焼けになって
窓の数だけの名画になってたと思う

初対面だった小さな親戚に手紙をもらった
抱きしめたのは恥ずかしがらないと決めていたから
覚えたてのひらがなで綴られた思い出は
なんともチープでたまらなく世界だった

自宅に着いたのはたったの3時間後だった
いっこ抜かしの新幹線で誰かの返信よりも速く
理由もなく遠ざかっていた当然の愛情に
恥ずかしさも情けなさもなくされてしまった


20160617 2303




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by yasuharakenta | 2016-03-29 23:03 | 詩、歌詞

それは違うよって言われても
どうしてもそう思っちゃうんだよ
どれだけ違うと言われても
そう思う前にはなれないのさ

また同じ顔をさせてるね
確かに少しは反省もしたなぁ
まあでもなんとかなってるんだし
これは相談じゃなく報告だし

思いこんで間違えて
そういう青春みたいな歳かよ
そんなことだって考えたけど
こういうふうに考えるようにしたわけ

思いこむことができるなら
それはいつだって青春だって
だって青春とかそういう歳じゃないなら
俺らはどういう歳なのよ

間違えるかもしれない場所でしか
正解することだってできないさ
分かってほしいけどおあいこだね
サンキューまた連絡するよ


20160613 2152
20160614 1653




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by yasuharakenta | 2016-03-28 21:52 | 詩、歌詞

この地下鉄は地上に出るやつなんだ
本を読みながら少し視線をずらした
ちょうど乗ってきたお母さんと男の子
カラフルなリュックを背負ってる
男の子はそわそわしてる
手をのばしてくつのテープを外すと
あとは足だけでくつを脱いで
振り向いて窓枠に手をかけた
お母さんが不格好なくつを並べ直した

次の駅では赤ちゃんを抱いたママが多く乗ってきた
ママ・フェスタとかあったのかもしれない
左隣に空いた一席にも抱っこ紐のママ
赤ちゃんがこっち見てる気がする
また少し視線をずらして小さい目をちょっと大きくする
家族ができればこういうときの会話もあるのかな
やりすぎてママに気づかれても笑うしかできない
だから内緒で送るアイ・コンタクト
赤ちゃんもうこっち向いてないけど

高速で動く景色にも横で何かしてる人にも
興味を持つのは当然だと言われてる訳じゃないけど
だけど確かにそうだよなと少し考える
本がないときは向かいの窓を人越しに見るけど
子供は近い方の窓で大きな景色が動くのを見てる
そういうのはしない方がいいって言われた訳じゃないけど
空気を読んだら「そういうの」じゃなくなった
あの男の子が大きくなってもくつを脱いで外を眺めてたら
野生の動物を見たように距離を取ってしまうかもしれない


20160613 2129




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by yasuharakenta | 2016-03-27 21:29 | 詩、歌詞

元気でねという呪いを真に受けて
僕はしばらく元気でいました
元気でいても誰にも会わず
意味がないようにも思えました

散歩すると何かにいいらしく
トイレにいくように散歩をしました
めんどくさくなることもあったけど
考えるとよりめんどくさいのでとりあえず外に出ました

雨が降る日は足に雨があたりました
夜の大通りで何台もの車に抜かされました
雪用の靴を持ってないので帰って新聞紙を詰めました
そうして晴れの日は まんまとうれしくなりました

元気でねという薬のおかげで
僕はスケートのように流れてゆけます
元気でいても君には会えないけど
君のおかげだと思っています


20160613 2006




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by yasuharakenta | 2016-03-26 20:06 | 詩、歌詞

楽しく笑ってごめんなさい?
涙ばかりの星に陽は昇らない
悲しくて笑って楽しくて泣いて
そうして虹はでるのだ
笑える者は笑え


20160612 2327




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by yasuharakenta | 2016-03-25 23:27 | 詩、歌詞

人の言葉を
遮ってまで言う思想なら
なくしてしまったほうがいい

優先順位を
一旦相手に預けられないなら
偉そうにしないほうがいい

音声認識機能を疑う前に
自らにその機能を付けて

受け手側という言葉自体が
誤りだということに気づいて

意見ボードで
相手を叩いてしまうなら
誰かに抱きしめられなさい


20160612 2314




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by yasuharakenta | 2016-03-24 23:14 | 詩、歌詞

雨が続くのは雲が
僕を追いかけているから
本気でそう信じてしまう
視界の悪い毎日だった

会いたい理由を愛のせいにして
会えない理由を君のせいにした
確かにどれも嘘みたいなのに
止まらない言葉のリメイク

梅雨の時期も夏も秋も
冬も過ぎてやっと大丈夫になったよ

「せめてありがとうだけ」
これはたぶん正解じゃなかった
「一言ごめんねだけ」
どれも全部不正解だった

言い訳するわけじゃないけど
僕も本当にわからなかったんだ
もう二度と会わない僕らに
共有できる正解はないけど

世界で一番大切という気持ちを
紙やすりで小さくするのは簡単じゃなかった
落ち着いてよかったの「よかった」は
何のことだかわからないし

僕だけが覚えてる約束は
僕が忘れたほうがいいよね

「本当に好きだったんだ」
君はそんなこともう知っていた
「すごく幸せだったからね」
知った上で別れたのにね

短くない時間をかけて
ようやく上手にできました
声援のないゴールスポットで
ひとりぼーっとしている


20160612 2250




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by yasuharakenta | 2016-03-23 22:50 | 詩、歌詞

指が独立して動けないように
こころも色々に引っ張られていた
あなたのことを考えてたいのに
今日くらいあなたのことだけ

普段気にしない空の模様に
なんとなく意味をつけたりする
あなたのことを考えてたいから
あなたの意味にする

上手にできるわけがない
あなたのことが好きだもん
ふっとあきらめた途端
涙がぐちゃぐちゃ流れた

上手にいえるはずがない
ありがとうとさようなら
私の好きよりずっと先に
愛してくれたのがうれしかった


20160610 2157




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by yasuharakenta | 2016-03-22 21:57 | 詩、歌詞