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ティッシュペーパーの箱をつぶしてるときに 君のことを考えた
駅のトイレが改装工事されてるのを見て 君のことを考えた
前に歩くカップルが手を離した瞬間に 君のことを考えた
君のことを考えたとき 君のことを考えた

からあげが床に転がったときに 君のことを考えた
エビチリがテーブルクロスを汚して 君のことを考えた
お腹を壊し終わったあと 君のことを考えた
君のことを考えてから 君のことを考えた

窓の外にある澄んだ青空を見て 君のことを考えた
窓を開けても変わらずある青空を見て 君のことを考えた
流れる薄いくもがマンションに消えたとき 君のことを考えた
君のことを考えるから 君のことを考えた

試験勉強の問題と問題の間で 君のことを考えた
試験勉強の問題の間でさえ 君のことを考えた
鳴らない携帯電話と充電器を見て 君のことを考えた
君のことが好きみたい 君のことを考えた


20170921 2244




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by yasuharakenta | 2017-07-31 22:44 | 詩、歌詞

フロート完全解説



https://www.youtube.com/watch?v=mFETqonOGes


フロート(float)というのは「浮遊する」とか「たゆたう」とか、とにかくふわふわと、ふらふらとしている、という意味です。
コーヒーフロートは、コーヒーの上にアイスがふわふわと浮いているよね。

主人公は、原っぱというか、草原というか、そんなところでひとり仰向けになって寝ています。
何にもないところではなくて、寝ている頭の先には2階式の駅があります。線路はスーッと真っすぐ伸びています。
だけどそれしかありません。人の気配もしません。電車も、時々しか来ません。

時刻は朝の10時くらい。
つまり主人公は、なんらかの休憩中です。
学校をお休みしてるのかもしれないし、お仕事を休職してるのかもしれないし、単に休憩してるのかもしれません。

おそらく、主人公には悲しいことがあったと予想されます。
落ちこんで、言っても何も変わらなくて、悔しくて。
ただ、そういう悔しさの最中の心の傷がグジュグジュした状態ではなくて、それから少し経った状態です。
悔しさは消えてったけど、悲しいなあという気持ちがまだ残ってるかなくらいの、そんな状態。

色んな葛藤が主人公にはありました。休憩も、簡単に決めたことではありませんでした。
助走をつけて休憩をしたんです。
様々なめんどくさいこと、しがらみ、環境に束縛されていたんだと知って、それを振りほどくように。
そこで歌うのが次の歌詞です。

 纏うのは はずしていい

まとっているいろんなこと。
そういうのは、外して大丈夫なんだよと、自分に言っています。

 濁す言葉も なくそう

汚い言葉を浴びて、自分からも汚い言葉が生まれそうになることがありました。
だけど、自分の心を濁すそういった言葉はもう捨ててしまおうと、また自分に言っています。

見ている空は、水色と白の風景です。
雲が、いくつものかたまりになって、ゆったりと流れていきます。

 人のない 雲のパレード

自分以外、人気(ひとけ)はありません。
このパレードを見ているのは自分だけ。

 見当たるものが ひとつもないけど

雲のひとつひとつのどこにも、自分が探しているものはありません。
辺りにも、どこにもありません。
そもそも自分は何かを探しているんだろう。
そうふと考えたりもします。

だけど、何もなくても。

 いま なんか しあわせ

主人公は、濁す言葉を捨てて、圧倒的な肯定力を持った言葉で、今の気持ちを表します。
いま、なんか、しあわせ。
何か見つかったわけでもありません。
だけど、いま、なんか、しあわせ。
それ以上でも、それ以下でもありません。

 とまるな

とまるな。とまるな。

そしてピアノの間奏が入った後で歌われる歌詞がこれです。

 永遠の 続きはない

永遠に続くことなんてないんだ。
しあわせ、とまるなって言ったけど、きっと止まる。
だけど悲しいことも続かない。
自分の悲しみは、永遠じゃないんだ。
この状態は、もう続かない。

 わかる そろそろ 飛ぶのだ

わかってるよ。
もうそろそろ、動き出すときだよね。
だから飛べるではないんです。飛ぶんです。



フロートは、雲のパレードの中で一番好きな曲かもしれません。
全曲好きだけど、詩やアレンジが上手くいったとかそういった要素をなくして、シンプルに曲として一番美しい。
作曲は鍵盤を使って行ったので、メロディはとてもきれいなんだけど、その分歌うのがとても難しい曲になりました。
曲にはキーといって、その曲の高さと、実は雰囲気まで決める土台要素があります。
カラオケで上げたり下げたりできるあれです。
フロートのキーはF。それまではFのキーは単純すぎる気がして作れなかったのに、この曲から使えるようになりました。

きれいで、言葉数の少ないメロディに詩をつける作業は苦労しました。
この頃はスマートフォンだけ持って朝散歩に出かけて、思いついたらメモをするみたいなことをやっていました。
(人のアイディアは散歩時とシャワー時に出やすいそうです)
一番難しかったのがサビ終わりの4文字です。
それ以外はできているのに、その4文字だけずっとできませんでした。
夜中に散歩して、帰ろうとしたときに見た「とまれ」の標識を見て決まりました。

その4文字の直後にピアノだけになります。
ここはイメージがあるだけで、まったく音で表わせませんでした(僕は即興演奏ができません)。
だからピアノを適当に弾いて、それを何度も録画して、近そうな雰囲気のものをコツコツ整えていきました。
ちょっと専門的な話だけど、ピアノの最後のコードが偶然Cになって、そのままFのコードに戻れたとき、たまらなくうれしかったです。

ここからは録音のはなし。
右から聞こえるギターがふわふわしてるでしょ。
エレキギターのエフェクター(足元にあって、踏むと音を変えられる装置)には全然詳しくないけど、フロートに合った音にするために試行錯誤しました。
あと目立つのは木琴かな。これが一番大変だったかもしれません。
速すぎてもだめ遅すぎてもだめで、ちょうどいいテンポ感になるまで、数百回やり直しました。
できたと思ってもあとで聞くと速く感じたり、木琴の鳴る2箇所で全然速さが違ったり。
マリンバ奏者の知り合いがいればいいのになんて(愚痴のように)思いながら録っていました。

ボーカルはダブルトラック。
ダブルトラックは同じメロディを2回歌って同時に鳴らす手法です。
ビートルズの多くの曲やMr.Childrenのイノセントワールドで使われていて、同じ人が歌っているのに微妙なズレが起こることでちょっと不思議な声になります。
でもダブルっぽさがあんまりでないようにうっすらと。よく聞くと2つ聞こえるはずです。

間奏で演奏に加わったピアノが、後半一緒に演奏してくれて、その音の混ざりの感じが泣けるんですよね。
実際録音してたときに泣きそうになったくらい。
フロートってひとりしかいない物語、全楽器がユニゾンをしている世界に、なんか強い味方が、なぜか自分の内側から現れてくれたような、そういう気がしたんですよね。

(フロート解説・完)


追記
フロートになる前の歌詞「おしゃべり」がどっちもいいよにあることを忘れてました。
フロートのメロディで歌えます。


 雲のパレード関連ページ
 新曲群「雲のパレード」
 ダウンロード販売について
 フロート完全解説
 逃走完全解説
 spring完全解説
 グッドバイ完全解説




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雲のパレードはYouTube上のアルバムですが、
スマートフォンやPC、ミュージックプレイヤーなどで聞きたい方のためにダウンロード販売を行います。

 雲のパレード
 4曲入り
 ¥780

で販売いたします。
ジャケット画像読み込み済みのmp3(エムピースリー:サイズが軽いが音質が劣る)と、
高音質のwav(ウェブ:サイズが重いが高音質)のどちらもダウンロード可能です。

どこかに登録するタイプのものは気が引けてしまうと思うので、
販売方法は単純に銀行振込にしました。

手順は以下の通り。


手順!
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by yasuharakenta | 2017-07-30 22:35 | 連絡ノート

新曲群、ついに完成です。



https://www.youtube.com/watch?v=mFETqonOGes

全作業:安原健太
(Except for the main illustration)

今回、曲の完全解説をしてみました。
裏話裏設定、ある種のネタバレ読みたい人用です。

自由に解釈してほしいとも思います。
だけど(実感として)まず読み取ろうとしない人があまりいないとも思っていて。
じゃあいっそ全部書いてみるよ!と思ったのが今回の企画理由です。
想像したい人は気をつけてね。
ただ結構力を入れて書いています。どうぞ!

 フロート完全解説
 http://ptpk.exblog.jp/25130546/
 逃走完全解説
 http://ptpk.exblog.jp/25142349/
 spring完全解説
 http://ptpk.exblog.jp/25155351/
 グッドバイ完全解説
 http://ptpk.exblog.jp/25169856/

雲のパレードはYouTube上のアルバムですが、
スマートフォンやPC、ミュージックプレイヤーで聞きたい方のためのダウンロード販売始めました。
http://ptpk.exblog.jp/25118152/

もともと雲のパレードは、夜寝るときにスマホで流しっぱなしにするのをコンセプトに作られました。
あなたの生活に染み渡るといいです。


雲のパレード

フロート

纏うのは はずしていい
濁す言葉も なくそう

人のない 雲のパレード
見当たるものが ひとつもないけど

いま なんか しあわせ
とまるな

永遠の 続きはない
わかる そろそろ 飛ぶのだ


逃走

裂ける心だけでも 理由になれるよ
アイディアが0個でも 逃げたって平気

触れればなくなる でも触れたくなる

どこまでもいける 仮の私でも
何かになるのを 待っていれない

星がふたつくらいの 声のない門出
ぎこちない呼吸でも ひとまず使える

もう出よう 心が正しくなる前に

だれとでも同じ? どこででも同じ?
同じならもういいや

思い出が入れ替わってもいい いいよ

風の音だけの世界だと思った
朝が来ることも忘れるほど

どこまでもいける
仮の私でも どこまでも

ずっとずっと来なかった いつかになるかな
朝が雲の中でも 夜はもう終わり


spring

もうすぐ春だねって
まだ8月だよって
気が早いなぁって
笑ったりして

わからなくなるって
なんのことって
よくわかんないって
泣いたりして

自分の不器用さなんて
どうにかしちゃうよ
あなたのためなら

今こんな気持ちって
どうして分かるのって
そりゃあ分かるよって
笑われたりして

桜は咲くかなって
もう5月だよって
うんそうだけどさって
悲しんだりして

自分の器用さなんて
いくらでもすてるよ
あなたのためなら


グッドバイ

遠い道のりを知ってるから
距離は無関係と言いたくなる

ずっと一緒にいられないから
ずっと一緒だって思いたくなる

永遠はないと気づいてるけど
永遠の手紙を書いてみたくなる

朝と夜は孤独じゃないんだよ 寂しくないのさ
じゃあこれでね 気をつけてね

変わっていくと知っていても
あなただと手を振りたくなる




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by yasuharakenta | 2017-07-30 22:33 | 音楽

互いのゴールだと思った
その地点は広い広い交差点で
僕と君は別れるどころか
すぐに見えなくなった

泣いて名前を叫んでも
川が君を流していく
後続車が来るから僕も
もう後ろを向けないよ

唯一の永遠だと思った
その時間は長い長い一瞬
恋と愛は形がないせいで尊くて
形がないせいですぐ消えた

好きだった歌が聞けなくなったり
好きだった場所が行けなくなったり
好きな人のこと思って泣くのはどうしてと
時速50キロメートルで思った


20170919 0752




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by yasuharakenta | 2017-07-30 07:52 | 詩、歌詞

短い歌がいい
何度も流して
記憶に埋め込もうね

短い旅がいい
沢山廻って
点を図形にしてこうね

どこにでも思い出があったら
どこにいっても寂しくなるよ
そんなのやだからずっとずっと

短いキスがいい
何回もして
何回もうれしくなろうよ


20170918 0837




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by yasuharakenta | 2017-07-29 08:37 | 詩、歌詞

ブラウザのタブが
あとで読むからねのしるしが
数十個数週間そのまま

そんなことしてるから
誰にもみつけてもらえないんだよ


20170918 0755




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by yasuharakenta | 2017-07-28 07:55 | 詩、歌詞

全然お腹が減ってないけど赤いきつねを食べる
全然お腹は減ってないからまた太るだろう
外は台風で普段はしない風の音がしてる
強い力は音を鳴らす 弱い力は0と似てる

2日外に出なかったから顔を洗うのを忘れてる
顔を洗うのを忘れてたからかまた同じところにニキビができる
読み返しすぎてもあきない君とのやりとりに
あきない僕にあきそうだ 君の声「負けないでね」

素敵な未来も素敵な夢もないやいやいやいや
自分で貼った不合格のレッテル剥がれないやいやいや
本を読む気も運動する気もないやいやいやいや
このまま床に溶ければいいのに溶けないや


20170918 0202




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by yasuharakenta | 2017-07-27 02:02 | 詩、歌詞

好かれてないの
知ってたの
走り回る犬みたいな
私の好きは
止まれなかったの

知られているの
知ってたの
あなたのそっけない返事を
笑顔でかわして
傷ついてないわけないの

あなたが将来誰かに振られて
どうしようもなく寂しくなったとき
ずっと好きでいてくれた私のことを思い出すでしょう
でもそのときその私はもういない
バイバイ バイバイ

理由はいくらでもあった
だからないみたいなものだった
好きで好きで仕方がなかった
昼も夜も仕事中も休憩中も
宝物にしたのはあなた

バイバイ


20170916 0605




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by yasuharakenta | 2017-07-26 06:05 | 詩、歌詞

流星群の夜みたいに
聞こえる気がする君のSOS


20170915 0058




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by yasuharakenta | 2017-07-25 00:58 | 詩、歌詞