「3.2」
花粉の季節になったのに
中学生が窓を開けて
卒業の歌かなんかを
練習してるのが聞こえる
さようならと言ったり
それ的なものを見つめたり
雲が流れたり
桜の花が咲いたり
どっかのおじさんとおばさんが
仕事で作った合唱曲なのに
繰り返しさせられた計算みたいに
何度も何度も歌う
きっと君たちは
というか僕たちも
身に付けるということを
身に付けていたのかも
変わっていく君たちが
いちばん繊細だ
誰かに馬鹿に
されても泣くなよ
20160526 2321
by yasuharakenta
| 2016-03-02 23:21
| 詩、歌詞