「他人ばかり」
雪の日
傘を差していたの君だったと思う
駆け寄りたかったのに
同じ駅に向かうのに
ペースを落として
違う階段からホームに向かった
向こう側に君がいて
30歩歩けば会えたのに
勇気は死んでしまって
そんでたぶん
同じ電車に乗った
同じ雲の雪に降られて
同じ電車に乗って
ほぼ同じ空気を吸うのに
気づけばあたりは他人ばかり
おじさんおばさん会社員
だから君とも
同じようになれるわけがない
振り払うように
イヤホンから音楽を流す
君がたぶん知らない歌で
君の知らない僕でいる
20170529 0119
by yasuharakenta
| 2017-02-09 01:19
| 詩、歌詞