「通り雨ステーション」


駅で通り雨を見過ごすのは
雨が止むものだと知っているからだ
大体十五分くらい待てば
きっとただの濡れた街になるだけ

ときどき鞄を傘代わりにして
大雨の中を駆けだしていく人がいる
ほら あ あそこにも
彼らは何かが待つのか 待てないのか

新しく改札を出た人はもう外さえも見に行かない
人の多さで外の状況を知ることができるからだ
普段混まない駅がターミナルの集合場所のようになる
しかし集合するものは誰もいない




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by yasuharakenta | 2018-09-05 08:15 | 詩、歌詞