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8年のあいさつ



7月11日、朝に汽車という詩とともにこのサイトは始まりました。
そして、8年。

毎日詩を書くようになってからは7年くらい。
詩の総数は2293篇になりました。
10年やるつもりで、途方もないつもりでやりはじめたのにな。

今までに書いた詩はすべてここにあります。


タイトルの一覧を見るだけでも圧巻に思えるほどの量になりました。


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この1年、特に今年の春頃まではきつかったです。
慢性的なコミュニケーション不足で、なのに所属しているものも何もなかったので、定期連絡すらない状態だったんですね。
これは思ったよりでした。
シングルマザーみたいな、閉じた状態の人たちが苦しくなる気持ちもすごくわかった。
学校だろうと、職場だろうと、現時点で同じ環境の人がいないと、気軽に連絡できる人がいなくなるんですね。
元気?とか最近どう?とか以外の何気ない連絡って、恋人か同じ環境の人にしかできなくなるんですね。
知らなかったよ。


数年前に占いに行ったことがあります。
占いの得意な芸人さんがテレビで芸人さんを占っていたんです。
でもその人はまだ有名ではないから、今なら占ってもらえるかもと軽い気持ちでした。
「当たる」って言われてる人に占ってもらえる機会なんてなかなかないだろうなと。

そこで聞いたのは、あなたはこれからすごいっていうことと、ただこの2年は大殺界できついかもしれないという話でした。
おお。
そしてその大殺界が明けるのが、去年だったんですね。

僕は待ちましたよ。わくわくして待ちました。笑
だけどその明けたはずの去年1年はそれまでよりもむしろつらく、えーって感じでした。
言ってたんとちがうと。
当たるか疑ってたくせに。笑


僕は意外と根明でポジティブなんですよ。
詩を書いたりするから真面目っぽく思われちゃうけど、基本的には楽しいことが大好きだし。
だけど去年はそのパワーが使えなくなる瞬間が多々ありました。

いちばんまずいと思ったのが、終電を逃して、家まで徒歩40分かかる駅で降りたあと、夜道をひたすら歩いていたときでした。
車も人も通ってないので、車道とは言えないけどそんなに狭くもない、ポツンポツンと立つ街灯に照らされた道の真ん中を歩いていたんです。
そしたら、止まるの足が。勝手に。
トントンと歩いている歩幅がだんだんとゆるくなって、
トントントン、トントン、トン、トン、、、トン、、、、、みたいに。
それが何度もありました。
僕は結構客観視ができるほうで、なんでも俯瞰で見れてしまうのでそれはそれで没頭できなくて嫌でもあったんですけど、初めて自分でコントロールできない状態になった感じでした。

 あれ、あれ?
 どうしてとまるの?
 歩いてー

止まると毎回そう思った。
すぐ歩きはするんだけど、またすぐ止まる。
もう、わけがわからなかった。
その日に何か嫌なことがあったわけでもなかったんです。

ひとまず数週間ボーッとして、とりあえず仕事をしてみて、すぐクビになって、ボーッとして、今はまた別の仕事をはじめました。
そしたら(わきあいあいとした職場ではないけど)慢性的なコミュニケーション不足は泡のように消えてしまいました。
でも、もう戻らないつもりでやめたのにな。
そう思わないでもないです。


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そんな1年で、音楽の作業は思ったように進みませんでしたが、
ずっとやりたかったエッセイ、文章を書くということを去年の秋から始めました。
僕のこういう口語口調の文体を結構好きでいてくれる人もいるんだけど、文章としてちゃんと書いてみたかった。
だから1番最初のエッセイは「この口調」「ですます調」「だである調」でそれぞれ何度も書いて、緩めの「だである」に決めてからも何度も書きました。
それが、障がい者の友達をつくるというエッセイです。



いつか文章を書こうとときどき書き溜めていたメモがあって、そこから、一番最初にふさわしいと思ったのがこのテーマでした。
いろんな経験、いろんな言葉が繋がっていくのが僕の思考のスタイルでもあるし、エッセイのスタイルでもあるようです。

そこから月2本、こういう感じのと、くすくす笑えるようなものを交互に書いてきました。
でも、特に笑いのエッセイは本当に難しいなと思った。
「それがね、〇〇だったんだよ!」と感情を込めて言えば会話では伝わるものが、淡々とした文章では難しい。
しかも会話ならオチ後に笑い声でなんとなく終わりになるものの、その続きを書かなくちゃいけない。

さらにオチの部分だけじゃなくて、どのスピードで情報を書いていくか、どこまで書いていくか。
書きながら、全ての物書きは速度調整をしていたんだということがよーく分かりました。
あるセリフで感情を動かすために、どの速度でそこまで持っていけばいいのかをみんな考えてたんですきっと。
んで書いたのが、例えばこんなエッセイ。



これまでに15本(意外と多いぞ!)のエッセイを書いてきましたが、いちばん思い入れがあるのはやっぱり「変なクラス」です。
いちばん長くて、いちばん大変で、いちばんグッときたエッセイでした。
そんで、いちばん読んでほしいエッセイです。



エッセイは結局、5回は書き直すって決めました。
最初の3回は自由に、4回目はその3回分を見ながらベスト版を作る、そして最後に、そのベスト版を見ずに書くというやりかたです。
だから日を分ければ5日はかかる。うまくいけば3日で書けるかな。

変なクラスはあまりに情報の層が厚く、1回書くのに1日全部、もしくはそれ以上を使わなくてはなりませんでした。
そして書いたらへっとへと。

だけど、あとがきにも書いたけど(あとがき書くくらいロングエッセイになったんです)、バラバラにメモしたり経験してきたことが、ラストに向かってぐわーっと繋がっていって、まるで伏線回収をしていく小説みたいで興奮しました。
それ以降、会話をしてて、ああこのエッセイのことだな、読んでくれたらなって思うことが増えました。
このエッセイが存在していることは、希望だと思っています。

全15本はこんな感じです。

障がい者の友達をつくる 目の見えないカップルと
少年たちの復習 声に出して復習する小6
ハグさん 中学の頃の友達の話
灰色とオレンジ 夢の話を書きたかったの
すね毛を剃ろう! いままでで一番くだらないのを
変なクラス 一番読んでほしいエッセイ
スノボのリフト ギャル3人と同乗します
手ぶらの6さい ぼくのアホ6才エッセイ
匂いフェチなの 東横線渋谷駅のドキドキ
(医者の)言葉 めずらしく家族の話
オムニバス塾 塾講師時代のへんてこなお話
物語の外から 第三者の大切さのお話
怒れるときだけ 全ての怒れる人へ

奇数はグッと、偶数なクフフなのを書いてきたのですが、そのうちその境目は曖昧になってきました。
グッとくるので唐突にボケたり、クフフなので切なくさせたりしてます。
もともと、泣き笑いがテーマではあったからね。
エッセイのじゃなくて、このサイトのです。

ただハグさんとか、(医者の)言葉とか、物語の外からとか、最新エッセイの怒れるときだけとか、やっぱりグッとくる系が僕は得意なようで、反響もあるほうです。
でもおもしろいエッセイだって書かないと書けるようにならない!って鼓舞してそれなりに続けていきますね。
これはラジオのほうがいいなって思うネタのほうが多くてメモがどんどん減っていくんだけど。

エッセイは、あまりに時間をとられるのと、他のことももっとやりたいのと、仕事もしちゃってるのと、メモが枯渇してきたのもあって、月1本になりそうです。
2本書くと10日取られちゃうからね。
ほんと、月3本とか書いてる人とかすごすぎる。
次に書きたいと思ってるのは男女の話。
でもその前におもしろいほうかな?


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今年の春、改めて自分は何をしたいんだろうって考えました。
ノートにやってみたいことを並べて書いてみて、優先順位を付けたんです。

最近は申し訳ないと思ってあまり言ってなかったけど、僕は「俺には音楽しかない」というタイプではないんです。大好きだけどね。
そもそも、大学生のころに初めて思ったのは「表現がしたい」でした。
その時「得意なことがないから、少しでも音楽が抜きん出てるならそれを使おう」って思ったんです。

で、そこからまあるいとかファニーファニーとか、雲のパレードとかたわわなしあわせを作れるまでになったのすごくない?笑


 音楽の再生リスト


ただ、「音楽しかない」人に「音楽を使う」と思ってる人が勝てるわけないと、最近は伏せていた感情ではありました。

そのメモに、当然音楽を作るだとか、ライブをするだとかも書いたんです。
文章を書く、舞台に立つ、ラジオをやる、テレビに出る、インタビューされる。

その中で、どうしてもいちばん光ってしまうのが「知られる」という項目でした。
これが一番だった。優先順位の。
なんかそれは、改めて考えると自己顕示欲高め!みたいなちょっと恥ずかしいことのような気もするけど、それが一番だったんです。
やっぱりそうだったのかーって、再会したような感情でした。


僕は、表現しようと決めたときに、不安よりも絶対大丈夫っていう確信があったんです。
なぜなら、そこあいてるなって思ってるから。

僕は中高生のころから、ずっと僕みたいな人に会いたかったんです。でも会えなかった。
最初は疑いながら、徐々に信じ始めたのが、僕みたいな人は、僕しかいないかもしれないっていうことでした。
(人はみんなそれぞれ、その人しかいないオンリーワンではあるんだけど、ややこしくなるので置いときます)
だから、そこあいてるなって思ってる。

すごくいいと思う曲を書いても、エッセイを書いても、リアクションがあまりないのがずーんと来るというか、正直めちゃくちゃ落ち込みます。
詩に関しては、毎日書くのが日課になってるから、だいぶ前にその感情なしで書けるようになってきた。
でも曲やエッセイはやっぱり違うんです。時間と熱量が違う。

何かをパソコンからアップする瞬間、ドラマやアニメみたいに効果音はなりません。
ただエンターキーを押すだけ。
部屋はなにも変わらない。そのまま。そこにいるだけ。
そこから、例えばスマホの通知音が鳴り止まないとかそういうことなら違うんだけど、そういうふうになったことはありません。
灰色とオレンジっていう、評判なくてちょっとだめかもって思うようになってきたというエッセイをアップしてもリアクションはありませんでした。
(心配させようとして書いたわけじゃないけど、あれを見て後で連絡をくれた人もいます。忘れません。)

だからめちゃくちゃ落ち込むけど、そういう感情を抜きにしてもなんでだろうなって思う。
あいてるとこにあいてるもの作ってるけどなって。
見つけてほしいなって思うけど、思うだけじゃ見つからないこともわかった。
「知られる」というのは、僕にはとっても難しい。
もう8年やってきたんだもん。

同じ環境がなかったこととか、学生時代の浅く広くの交友関係だったことがSNSでもそのまま出て、
フォロワーが(有名になろうとしてる人としては少なく)140人程度しかいません。
その中で反応してくれる人はときどき、ポツポツとくらい。
ほとんどの人はもう見てないことも知ってます。

「知られる」というのは、第1友達が広めてくれて第2友達(友達の友達)に広まるっていうのがよくあるパターンでしょ?
だけどその第1友達が少ないんですよね。

この間、初めて会った人と話しながら「(こんなに楽しくて人懐っこい人が)友達少ないって裏で何かやってるんですか?」って言われました。笑
ほんと、俺を知ってる人なら分かると思うけど、俺おしゃべりだし結構楽しいし聞き役にもなれるし真面目な話もできるからおもしろいやつなんですよ気も使えるし優しいし穏やかだしツッコむしボケるし店員さんに優しいし・・!笑
でも、SNSとか、集団とかの広場に行くと途端に苦手になるふしがある。
ツイッターも、じゃあ1人の友達に送ると仮定してやってみようって決めたけど数日であきらめました。
(楽しいやつなので、何かあれば呼んでやってください。知らない人同士が多いところだと無性にテンション上がる体質です)


「知られる」のが優先なら、何ができるのかなって考えてたときに、改めてこんなデータを見ました。

 どっちもいいよ
 2011年開設
 総閲覧者 21000人

 勉強できようサイト
 2015年開設
 総閲覧者 125000人

勉強できようサイトは、僕のもうひとつのサイトです。
勉強の仕方の分からない中高生のためのサイト。
半分の年月で、6倍以上見られてるんですよね。
さらにこんなデータもあります。

 たわわなしあわせ
 2018年6月アップ
 再生回数 1256回

 数学が苦手だった社会人と中高生のための割合(パーセントの計算)
 2018年8月アップ
 再生回数 2698回

 作文・読書感想文の3つのコツ(難しくなく、おもしろく)
 2018年8月アップ
 再生回数 3678回

作文と割合の動画は、去年8月から始めた勉強できようサイトの動画バージョンです。
どのくらい作るか分からなかったから、なるべく使う人が多そうなテーマを選んだらこれ。
たわわなしあわせというのは去年アップした今までで一番の自信作の音楽です。


https://www.youtube.com/watch?v=c3o9PfaRHrg

これでも、ずっと前にアップした曲よりはずっと再生されてる曲ではあります。
(でも2日で5000回くらいは行ってもいいと思ってるけどね)
でも、その曲よりも短い期間でずっと作文や割合の動画が見られてる。

勉強のサイトの「サイト長プロフィール」というページでは、とりあえず伏せてたんです。プロフィールを。
これが例え大学教授だとしても中学生だとしても、中身で判断してほしいんだって書いてました。

でもこれ、使わない手はないのかなって思うようになったんですよね、その日から。
反則技じゃないや、だってこれも超俺だもんって。

この話をドラムのつなかわくんにしようとした瞬間、つなかわくんからも「勉強のさ」ってこの話題が出ました。
同じように思っていたみたい。
あのサイトは絶対強みになるからって、そういえばずっと言ってくれてた。

だから一旦更新の終了していた勉強できようサイトをそれからさらに充実させるようにしていきました。
動画バージョンも他にも作る予定です。
まだ使ってないけど動画編集ソフトも高かったけど買っちゃったもんね。



これも動画バージョンの下書きのつもりで書いた音楽のページです。
あとは、前の塾での教え子から「就活のエントリーシートの書き方教えて」って言われて、
いろいろ教えてたらこれ勉強できようサイトそのものだなって思ってそれもページにしました。
(その子の元のESも載ってて楽しいですよ)



とにかくもう数ヶ月でもっと充実する予定です。
去年はYouTubeの20人もいなかったチャンネル登録者が80人を超えたのもきっと勉強できようサイトのおかげ。
そんで音楽アップしたらこんなんじゃねえって解除されちゃうかもしれないけどね。
でも、いないよりずっといいです。

自己顕示欲かもしれないけど、もう少し声の通るところで発言したい。
きっと誰かの役に立つと思ってるし、驚きとか、新しい風を与えられるって思ってる。
この1年でツイッターのフォロワーとYouTubeのチャンネル登録者がそれぞれ1000人に行くのがひとまずの目標です。


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なんかこんなこと書くつもりじゃなかったって思うんだけど、
じゃあ何書くつもりだったんだっけっていうのも思い出せない。

ずっと、ときどき、細々と、見てはないけど。
いろんな応援してくれる人に、ちょっとした不満と本音と希望をたまには。
秘密主義なところがあるんで(だからSNSも活性化できない)これからはもうちょっと出していこうかな。

曲ももっと作ってきます。
絶対作るよ!今作ってます!
勉強できようサイトのテーマも作っちゃうし!
かっこよくて楽しいやつだ!

エッセイ読みながら、ラジオ聞きながら、曲聞きながら、ずっと待っててください。
おもしろいことばかりやるんだから。

さて。
じゃあフォローしてってね。
ここまで読んだんだから。ね?
(クーリングオフしないでね)

 チャンネル登録のメリットわからなくてもしといてね

 いちばんメインのSNSです。ちょくちょく書くよ!

 自分を載せるっていう縛りでやってる写真のSNSです。頼むねー。
 
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 ときどきおしらせ送るんです!

以上かな!
なんか最後は明るい感じになったからよかった。
明るい売りつけ商法みたいな感じになっちゃったけど。




by yasuharakenta | 2019-07-11 22:23 | 挨拶