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 文化系とか草食系に分類されてしまいそうな見た目を自分はしているらしいが、それは表面的な話。でも別に、もっと中身を見てほしいと思ってるわけじゃない。見た目は他にもあるよということ。つまりすね毛が濃い。
 そんなすね毛を今までに3回剃ったことがある。


 まずは小6の頃。なぜか周りの男子の間ですね毛を剃るのが流行りだした。理由は分からないけどそうしたほうがいいんだろうと、風呂場で父親のひげ剃りを手にしてみた。
 たまに母親が顔剃りをしてくれるときは、いつも「動かないで!」と強い口調で言いながらシェービングクリームを塗っていたので、毛を剃るには①動かないこと②クリームを塗ることが絶対条件だと思ってた。
 だからクリームをつけなければ剃れないだろうと試しに当ててみただけだった。でも少し動かしただけでスーッと普通に剃れた。楽しくなって膝まで全部剃った。
 剃ったことを周りの男子に気づかれて「お前何勝手に剃ってんだよ!」と言われるのもめんどくさかったが、特に何も言われなかった。


 そんなことより、少し経つとすね毛が濃くなって生えてきた気がする。だから焦ってもう一度剃った。そしたらまた濃くなった。今思えば、元々はそんなに濃くなかったのに。
 俗説の「思春期に体毛を剃ると濃くなる」は、結局真偽がどっちなんだろう。それは間違いだという説は、成長期なんだから剃らなくたって濃くなっていたはずということらしい。でも顔のヒゲだって一度も剃らなければここまで濃くなってなかった気もする(そのかわりめちゃくちゃ長くなってる気もする)。毛の細いところを切ると、根本付近の太いところが先端にくるわけだから、やっぱり濃くなる気もする。
 ただそんな考察ができるわけもなく、できたとしても濃くなったのには変わりがなく、2度の過ちについてこう考えていた。
「クリームを塗らなかったのがいけないんだ・・・」


 大学1年生が終わって春休み、この頃は何だかいつもしんどくて、その日は初めて漫画喫茶の深夜パックで朝まで入り浸ってみることにした。
 でも別に楽しくはなかった。貧乏性なのか、漫画も急いで読んでしまって結局頭に入らない。明け方近くなっても明るさの変わらない部屋で突然、すね毛を剃ってしまいたくなった。冬だし長ズボンだし、と思ったらその衝動はよりいっそう強くなった。
 家に帰ると風呂場に直行して、今度は自分のひげ剃りで、ちゃんとクリームもつけた。なのに剃ることができない。剃ろうと思うとガッと刃が止まる。それは、小6の頃よりも伸びたすね毛が刃に絡まるせいだった。
 なるほど、稲刈りみたいな作業が必要なのねと、洗面所から電気シェーバーを持ってきて、トリマー機能で刈りまくった。刈り終えると風呂場の床が毛だらけになったので、水で流す前に新聞紙を持ってきて包んで捨てた。そのあとでようやく、ちくちくになった足をひげ剃りでつるつるにした。
 その1年後ぐらいに、本谷有希子さんの「生きてるだけで、愛」を読んでいたら全身の毛を剃ってしまう女性がでてきた。頭の毛も眉毛も。たしかその本の中で、剃毛も自傷行為の一種だと書いてあって妙に納得がいったのを覚えてる。あの頃は、何かといつもしんどかったから。


 そして今年。2018年。
 足をきれいにしたいというよりは、毛を剃ってしまいたいという衝動に近かった大学生のときとは違い、足をきれいにしてみたくなった。無秩序に生えるすね毛を見るのはもういや! ということで、もう5月ですでにくるぶしの見えるタイプのズボンを履いていたのにも関わらず、どうせ誰も見てないやと決行することにした。
 手順は把握済み。まずは風呂場じゃなくて、部屋にチラシを敷いてその上で稲刈りを実行した。今回は思い切って膝を超えて、足の付け根まで剃ってみることにした(思い切ってとは)。荒れ地だった大地の地肌がだんだんと見えてくる。電気シェーバーの充電がちょうどなくなったときに足2本分をすべて刈り終えた。
 刈ったばかりの稲を全捨てして、風呂場に移動して、右のすねにシェービングジェルを塗りたくった。そして、目につくところから闇雲に剃っていたのだけど、それでは効率が悪いらしいぞと気付く。どこを剃ったか分からなくなれば、重複して剃ったり、逆に剃り残しを起こす危険性があった。
 ということで左のすねは一列ずつ剃ることにした。これはほんとトラクターと同じ。ランダムに走るトラクターをイメージしたらアホすぎて苦笑いした。ちなみに、毛の濃さと多さのせいか、一列一気に行きたくても途中で進みにくくなるので、途中からすねを2等分してその区画内で順々にトラクターを進めていった。すねが終わると、ももも2等分して同様に進めた。もも裏はとても難しかった。


 方法論が定まると、あとはひたすら作業をするだけ。久しぶりで忘れていたけど、だいぶ大変な作業だった。黙々とトラクターに乗りながら、この作業を日常的にしてるであろう女性について考えた。
 いくら自分に身長があるほうだからといって、作業工程や往復する回数にそこまで違いがあるとは思えなかった。毛が薄くても全面作業には変わりはない。その作業を(作業と呼んでいいのかな)腕も脇も、おそらく数日ごとに多くの女性が行っているのだと思うと、えらいなあというか、気が遠くなるようだというか、いや正直なところは、申し訳ないような気持ちになった。別に男性のためにやってるわけでもないのに。
 ときどき、ほんとうるせえなと思うけど、アイドルの写真を拡大して調べて「剃り残してんじゃん!」とか言うやつらがいる。見んな、と思った。


 そんなこんなで足一本ずつをまるまる剃り終えた。
 手を滑らせて剃り残しがないかを確認して(別にあってもいいんだけど)、お湯で流して、無事つるつるになった。思ってたほどきれいじゃなかった。
 ガシガシ剃ったので一応保湿クリームを塗る。その感触にめちゃくちゃ違和感があった。足って、見た目はつるつるでも実際はつるつる滑るわけでもなく、なんというか、ぬまぁっとした感触だった。
 トランクスと短パンを履くとまた強い違和感があった。内もも・・・! 布にダイレクトに当たる感じがたまらなく気持ち悪い。歩いていても座っていてもそわそわした。
 それにトイレの便座カバー。毛にカバーが当たらないのが変なのか、肌にカバーが当たるのが変なのかが分からないが、とにかく変。指ではカバーの感触を知ってるわけだから初めて触れるものでもないのに。過保護な毛のせいで触覚機能がバカになってしまったももちゃんに「これが便座カバーですよ、はい」(ももちゃん、ここで「これが便座カバーです」と復唱)と教えてあげてるような気持ちだった。なかなか覚えの悪い生徒で、先生たいへんでしたよ。(ちなみに2、3日経つと、少し生えた毛がグサッと刺さる感じもこれまた気持ち悪かった。)
 そして「毛を失ってなんだこれ大賞」はお風呂。湯船で毛が揺れないせいか、もはや別のものに入ってる感覚だった。今まで数万本の毛が触覚として機能していたんだということが分かる。全然リラックスできなかった。
 ときどきバラエティ番組で芸人さんが、女装したり裸になったりするために体の毛を剃ることがあるけど、収録後に人知れずこんな違和感を感じてたのかなあと思い馳せてみた。日村さーん。


 結局計4回剃ってきて、誰にも一度も何も言わなかったな。だから大丈夫だよ、何をやっても。
 それにすね毛はすっかり元通り。というかやっぱりまた少し濃くなってるような気がするんだけど・・・思春期?
 ここ最近、11月に入って空気もだいぶ乾燥するようになってきた。内ももが痒くなるから保湿クリームを塗るんだけど、ほとんどを毛が吸収しちゃって肌まで行き届かないんだよね。
 またつるつるにしてやろうかしら。





by yasuharakenta | 2018-11-30 23:00 | エッセイ

得意な科目は
好きじゃありません

苦手な科目は
すごく楽しいです

ほめられても
うれしくありません

点が低くても
大丈夫です

わかっているので
大丈夫です


20181208 1831




by yasuharakenta | 2018-11-30 18:31 | 詩、歌詞

お前にしかしないからは
愛のことばだと思った
ひどいことばは当然のように
罵声と暴力にかわる

あなたは魔法使いだね
わたし本当にどうしようもなくなったよ

右利きのあなたなのに
わたしを左手で殴る
職業上大事にしてるのね
わたしよりもその右手を

ごめんねと泣くあなたの
涙が本物でこわい
わたしが震えているのは決して
寂しいからじゃない

狭い空間で作られた階級は
カーテンの内側で暴走していく

わたしを殴ったあとで
保冷剤を左手に当ててた
早めに処置をしておかないとね
わたしより言うこときく左手を

今度どこ行く?と聞くあなたの
機嫌が普通でこわい
わたしが行きたいのはここ以外
それはあなたとじゃない

お前しかいないは
愛のことばじゃなかった
わたしとじかんをとじこめた
堅く重い鍵


20181208 1815




by yasuharakenta | 2018-11-29 18:15 | 詩、歌詞

いえないことばかり
おちこんで
炭酸水で流し込もうと
するのにケホケホ泣いてしまう

散漫な愛で何倍も
きずついて
最後の一言が聞きたいし
最後になるなら言いたいし

また
誰かといた時間が
宝物になった

ずっと
幸せだったら
よかったな

あなたが
名前を呼んでくれたら
たのしいな


20181208 0010




by yasuharakenta | 2018-11-28 00:10 | 詩、歌詞

片想いなんてない
君と私は両想い
ただ方向がちがうだけ

君の背中を
見続けた数年間
思い切り抱きしめたかった


20181208 0001




by yasuharakenta | 2018-11-27 00:01 | 詩、歌詞

不完全なものを
笑うあいつは不完全だ
そう君が泣いた

私は君より
頭がよくないから
いいこいいこしてあげたかった

大通りに
すぐ近い
車の中で

新しい光は
私が見たんじゃない
君に見たんだ


20181205 2350




by yasuharakenta | 2018-11-26 23:50 | 詩、歌詞

嘘だと知っていて
その中に本当を探そうとしたし
実際見つけたと思う
だけどあなたはそれを
本当だっていえなかった

わたしは
恋をしていたので
それ以上なにもいえなかった
ずるいよ ずるいよ

愛だと知っていて
それを必死にまがい物にしたし
見た目はごまかせたと思う
だけどあなたはそれを
偽物だともいえなかった

あなたは
恋をしていたのに
あれ以上なにもいえなかった
ずるいよ ずるいよ


20181205 2055




by yasuharakenta | 2018-11-25 20:55 | 詩、歌詞

ああもう
ああもう

靴が揃えられないよ
洗濯物が畳めないよ


20181205 2041




by yasuharakenta | 2018-11-24 20:41 | 詩、歌詞

隣同士で
仲良く見える星も
数光年離れていたりして
本当は離婚寸前かもしれない

距離が関係ないとは思わない
けど遠くても近くてもこれからもずっと
仲良くいたいよ


20181204 2357




by yasuharakenta | 2018-11-23 23:57 | 詩、歌詞

単細胞生物になっても
君を好きになってたと思いたい


20181204 2350




by yasuharakenta | 2018-11-22 23:50 | 詩、歌詞